ブックタイトルvol.145

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概要

vol.145

胎内くぐりで、心を洗う片山津Katayamazu那谷寺(なたでら)0761-65-2111石川県小松市那谷町ユ1223~11月8:30~16:45、12~2月8:45~16:30なし大人600円、小学生300円ホテルより車で約20分住営休¥交涅槃(ねはん)団子を入れたお守り100円は、財布などに入れて持ち歩くとご利益があるかも。大悲閣木造りのお堂の奥の洞窟に、十一面千手観音菩薩が祀られていて、洞窟をお参りすることを「いわや胎内くぐり」と呼び、「ダイヤモンド片山津温泉ソサエティ」フロントの中川美穂が体験してきました。片山津温泉がある加賀地域は、「白き神々の座『しらやま』に魂が登り、地上に回帰する」として、西にそびえる白山の自然を神と崇める、白山信仰が古くから根付いていました。岩山にある多くの洞窟は魂が蘇り、白く清められる聖地として、多くの人が白山を目指したのです。そしてその魂が「ウマレキヨマル」儀式の場である〝自然の岩山洞窟?を御本尊としているのが那谷寺です。那谷寺は717年に泰澄が開創した真言宗の別格本山。広い境内は奇岩遊仙境と称され、奇岩や洞窟がいたるところで見られます。その自然に溶け込むように諸堂が並びますが、なかでも本殿にあたる大悲閣は岩壁に寄自然のままの洞窟をくぐり新しい自分に再生するせて造られており、自然の洞窟がそのまま残されています。古くから洞窟は岩屋と呼ばれ、死と葬の場であることから他界への入口とされていますが、それは同様に母の胎内で籠り、新たに生まれる場所ともされてきました。那谷寺でも大悲閣をお参りすることを「いわや胎内くぐり」と称し、新しい自分を求めて多くの拝観客が訪れています。ダイヤモンド片山津温泉ソサエティダイヤモンド片山津温泉ソサエティ柴山潟中島町動橋駅JR北陸本線松山分校30581071073051143那谷寺那谷寺1139北陸自動車道片山津IC3914748